まもなく完成。 〜花の壁画〜
本当に巨大!
落穂が本物!
手作業が続きます
ビネンスタッド地区アレキサンダー広場に、巨大な壁画が登場しています。
9月1日から始まる「花の芸術祭」の目玉の一つ“花の壁画”。高さ、幅が10mに及ぶこの巨大な絵画は、ギヤマンミュージアムのあるスタッドハウスの壁に作られています。
マリーゴールドなどの花々、木の実や麦の穂などの自然な物を使っているのにも関わらず、まるで本物の絵のよう。広場を行き交う人も立ち止まっては、この大きな絵画を鑑賞しています。
モチーフとなっているのは、ジャン=フランソワ・ミレーの代表作「落穂拾い」。なんと手に持っている穂は、本物の穂。よくよく見れば、絵の中の落穂が全て本物の穂。
「すごくこだわっているな」と関心しながら、しばらく見ていると、絵の前に止まっていたクレーンが動き出しました。
一番上の部分に到着すると、スタッフがススキのような物を手に持ち、一つ一つを手作業でくっつけだしました。続けて見ていると、真ん中あたりでは葉っぱをくっつけ、横に移動しては穂をくっつけと、本当に細かな作業が続きます。
9月1日の公開に向け、最終制作が進む“花の壁画”。写真では大きさは伝わらないかもしれませんが、近くで見てみるとあまりの大きさにビックリしてしまうかもしれませんね。
場内では、この「花の芸術祭」に因み、運河を進むカナルクルーザーやショッピング街に突如現れたタペストリー、そして、この巨大な壁画の前には地上絵も登場します。(また別のレポートでご紹介しますね)
街中が芸術に彩られる秋のハウステンボス。外を歩いているのに、芸術鑑賞ができるって素敵じゃありませんか?
(写真・文/水上 由美)