わずかに明かりが残る頃合い

陽も落ちた頃

座ってみるのもいいかも

「バラの運河」は、3年の月日をかけて育てた1000株ものバラが一堂に咲く場所。まだ、咲き始めたばかりで満開ではありませんが、壁を覆うように咲いているバラとヨーロッパの街並みが、何とも言えない、美しい景観を作り出しています。

この場所、夜になるとライトアップがされていることを、皆さんご存知ですか？

陽が落ち、場内にオレンジ色の灯りがともるころ、この運河沿いにも灯りが。
歩いてみると、白色の蛍光灯の色とは全く違うオレンジの灯りの色が、どこか心穏やかな気持ちへとさせてくれます。
ベンチに腰掛けて、ゆっくりとバラを鑑賞したり、運河に降りる階段に佇み水面に映るシンボルタワーを眺めるもよし。人それぞれの過ごし方はあると思いますが、私が一番おすすめする過ごし方は、
「 橋の下、トンネルにあるベンチでの一休み」。
外の世界から区切られたような別世界のこの場所で、壁を覆うバラを眺めると、なんだか、自分たちだけのために咲いているのかと、勘違いするほど、素敵なひとときを過ごす事ができます。

あなたの大切な人と語らうには、ちょうど良い場所かも知れませんよ。

（写真・文／水上　由美）