開花までもう少し ハクモクレン
アレキサンダー広場周辺
一足早く花開いているものも
これから膨らんでいきます
ビネンスタッド地区の通り沿いにある樹木にたくさんの蕾がついています。
毎年、3月下旬から4月上旬にかけて花を見せてくれる「ハクモクレン」の開花がいよいよ間近に迫ってきました。
真っ白な厚みのある花が咲くと、この通り一体は「白」に包み込まれます。満開の頃に上を見上げると大きな白い花で覆われた樹。散る頃には、風に吹かれ舞う花びらが絨毯のように通りを埋め尽くします。
また、今だからこそ見ることのできる、ちょっとおもしろい風景も。
蕾の一つ一つをよく眺めると、みんな片方に傾いています。
植物に詳しいスタッフに聞いてみると
「
太陽の光を受けて南側の根元が膨らみ、花先が北側を向く性質があるんですよ」
と教えてくれました。
青空に映える満開の花は、本当に美しく、それを見ながらのお散歩は、もちろんおススメ。
でも、今の時期だからこそ、ゆっくりと傾きながら成長する小さな蕾を「立ち止まって」眺めることも、楽しいひとときになるかもしれません。
(写真・文/水上 由美)