2007年12月14日

街の灯りが灯るころ

夕方5時・・・少しずつ暗くなり始めました。

ゆっくりと

灯りが灯ります

今日は、いつも以上に寒い1日。
朝のラジオ番組では、「夜中に空から白いものが降ってきて、よく見ると雪だった」という投稿がありました、と伝えていました。
昼間はまだ陽の光が暖かさを誘いますが、夜には寒さが肌身に染みてきます。

 

夕方、街の灯りが灯る前の場内を散策してみました。
空には厚い雲がかかっていますが、所々、夕焼けの赤の色が写り、一面が雲に覆われていても「日が沈む時間」だと分かります。
街なかはうっすらと暗く、なんだか物悲しさを感じていると、少しずつ街灯が灯りはじめました。

 

石畳やレンガ作りの建物を次々と明るくする街灯の灯り。普段の生活でみる灯りの色よりは、オレンジに近い色をしています。

 

 

実はこの灯りの色には、ちょっとした理由があります。

場内の建物はレンガ作りのもの、壁に彫刻が施されたものなどがあります。この風情ある建物の雰囲気が壊れることのないように配慮し、ヨーロッパ特有の間接照明のやわらかい光を使用しているのです。

 


普段の生活の中の灯りよりは暗いと感じるかもしれませんが、レンガや石畳に写るオレンジの灯りで心穏やかな時間を過ごしていただければな、と思います。

 

(写真・文/水上 由美)