2007年7月28日

ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル コンサート

圧巻のステージ
Summer Time  のひとこま
ベネチアの謝肉祭 トランペットソロ

日本人指揮者・高原守氏が音楽監督、常任指揮者を務めるニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル(NYSE)による、特別コンサートが本日行われました。

 


開演1時間前、会場のユトレヒトプラザに向かうと長蛇の列が!ちょっと、お話を聞いてみました。

 

1歳6ヶ月の男の子を連れたお母さんは、

「子供が小さいので心配なのですが・・・でも、プロの演奏が間近で聞ける機会を逃したくありませんでした!!」

と嬉しそう。だっこしているお子さんに、
「大丈夫かな♪」
と語りかけています。

 

 

 

会場の席がたくさんの人で埋め尽くされたころ、開演を告げるブザーが鳴り、いよいよコンサートが始まりました。

 

1曲目はトランペットのソロが入った「ベネチアの謝肉祭」。奏者の指の早さにびっくりしつつ、その演奏に観客も飲み込まれています。

 

 

 

曲の合間、挨拶を行った高原氏は

「みなさん、もっと楽に聞いてくださいね。みなさんの緊張が私たちに伝わってきますよ」

と笑いながら語りかけます。すると、客席からは笑みがこぼれ、会場の雰囲気が少し和らいだ気がしました。

 

 

 

演奏でひときわ印象が強かったのが、皆さんもよくご存知の「Summer Time(サマータイム)」。なんとヴァイオリン奏者が、歌とヴァイオリンの両方をこなしているのです!!

歌から始まり、ヴァイオリンの演奏、そしてまた歌。この光景に本当にびっくりしました。

 

 

 

2時間ほど続いた演奏会。こんな間近で聴くことができ、とてもこころが満たされたクラシックコンサートでした。

 

(文/水上 由美)