2007年1月30日
秘蔵のコレクション472点を展示
~ハウステンボス美術館~
レンブラント・ハルメンスゾーン・ファン・レイン作
『門づけをする楽士たち』銅版画(原画)
ピアノに似ているチェンバロ
音は全く違うんですヨ!

ハウステンボスを訪れる楽しみといえば、花(見物)・アミューズメント(遊ぶ)・とにかく食べる等々いろいろありますが、今回は、高尚な趣味をお持ちの方に自信を持ってお勧めしたい!
パレス ハウステンボスにて開催中の≪ミュージアム巡り展≫をご紹介します。


場内9つの美術館・博物館に収蔵されていた作品をひとつの美術館で一度にまとめて鑑賞できるこの巡り展は、今春3月25日で15周年を迎える記念イベントのひとつ。

目玉はオランダを代表する画家レンブラントの銅版画。これだけを目当てに遠方から来る人もいるというのですから、ファンならずとも見逃せませんよ!

また、楽器コーナーに展示中のチェンバロは、欧州で宮廷楽器として重用された、鍵盤をもつ弦楽器の復刻版。
ピアノの原型ともいわれますが、見た目と違って琴に似た繊細な音を奏でる不思議な楽器。しかも鍵盤が2ヶ所もある珍しいもので、日本ではハウステンボスだけが所有。
チェンバロのコンサートも開催されますので、是非ご自分の目と耳で確かめに来て・見て・くださいね!!

美術館の出口近くに展示されているガラスで出来たツリーは、ヴェネツィア製とあって、透明感と鮮やかな色彩が見事。
この機会を逃したら次回はいつお目見えするか分からないまぼろしの作品となります。

土曜日の午後3時は、学芸員が作品を解説しながら室内を巡るギャラリートークを開催中。
ただ、ぼーっと眺めるだけでも心癒されますが、学芸員の話を重ねて見てみると、視点が変わって2倍に楽しめるかも!?
ここでしか聞けない裏話もあり、楽しくてちょっぴり賢くなった気もするから、心とあたまも大満足♪

多くの人々に愛されてきた芸術作品は数百年経っても褪せることのないオーラを放ち、現代に生きる凡人の私にも、楽しめるものばかりでしたよ!
皆さんも心に響く芸術作品に出会えると良いですね。

(写真・文/onko)